漢字の読み方・使い方による日本語研究


漢字の読み方・使い方からの日本語研究を30年以上続けています。
邪馬台国や日本書紀に興味がある方。また、日本語の成り立ちや語源に興味がある方。および研究を引き継いでくださる方を探しています。

テストやクイズなどでは、漢字を何と読むのかという出題で、どうしてそのように読むのかという事は考えられていない。したがって、魏志倭人伝や日本書紀などの解読。
動詞活用の成り立ちや語源などが判明していない。

漢字研究の成果

誰が漢字を書いたか・・国および時代によって漢字音および言葉の音は変化している。⇒漢字を書いた人の漢字音で読まなければならない。

魏志倭人伝・・倭人伝は書物であり、読むことが道理⇒邪馬台国(ヤマタイコク)・卑弥呼(ヒミコ)とは読めない。⇒邪馬台国という固有名詞(国名)は無かった。

古事記は「現存する日本最古の歴史書」ではなく、平安時代に編纂された。
古事記と日本書紀・・書紀の読みは古事記に倣って読んでいるので、誤りがある。

漢字に対して対応するカナはふれない・・日本の漢字の使い方
上代特殊仮名遣いと動詞活用の成り立ち(柏の方言が重要なカギだった)

千葉県東葛(柏)の方言

漢字の読み方・使い方の基本は音読みと訓読みである。

音読みの原則は、『古代国語の音韻に就いて』橋本進吉著、岩波文庫の「言語を形づくる基本たる一つ一つの音の単位は、単語のように無数にあるものでなく、或る一定の時代または時期における、或る言語(例えば現代の東京語とか、平安朝盛時の京都語など)においては或る一定数の音単位をそれぞれ互いに違った音として言いわけ聞きわけるのであつて、言語を口に発する時には、それらの中のどれかを発音するのであり、耳に響いて来た音を言語として聞くときには、それらのうちのどれかに相当するものとして聞くのである。普通の場合には、一定数の音単位以外は言語の音として用いることなく、外国語を取り入れる場合でも、自国語にないものは自国語にあるものに換えてしまうのが常である」であり、漢字の音読みは渡来当時の中国音がその当時の日本語音に訛った音である。

したがって、中国音の変化と日本語音の変化を考慮に入れなければならない。例えば倖三(コウゾウ)・三郎(サブロウ)と三(サン)をゾウ・サブと読むのは、古代日本語にン音が無かったので、ン音がウに訛ってsan→sau→sou→語中で濁音化、zouの変化。

当時の中国音はsamであり、日本語のㇵ行はf音だったのでm(ㇺ)が濁音化してブに変化してサブ。このように中国音から変化した読みも音読みの範疇に入れる。

※現在は「ハ行(清音)→バ行(濁音)」の関係だが、古くは日本のㇵ行がf音で発音されていたので、「マ行(清音)→バ行(濁音)」の関係も多い。寂しい(サミシイ→サビシイ)蛇(ヘミ→ヘビ)など。

松戸市の馬橋の語源は「間(あいだ・マ)の橋」や「馬(馬の鞍のような)橋」だと言われているが、馬橋は満満寺の寺領域であり、「マンマンジ→ン音は無かった、ママジ→ママと同音が続くので語頭ではないマが濁音化、マバジ→濁音の連続なので後ろの濁音が清音化、マバシ」であり、漢字の読みや語源の探索では古い日本語音に戻さなければならない。

船橋市の飯山満(ハザマ)は、全てのン音を読んでいない。
東葛地方の屋号では、治衛門(ジエモン)がジイムと呼ばれている。
これは、江戸時代の日本語のエ音がイェ(ye)だったのでジイェモン→ンがウに訛る、ジイェモウ→ジイムとなったもの。

漢字の音読み(ここでは訓読みに対して、中国音から変化した漢字音の全てを指す)では昔の音に戻して対比する事が肝心です。また、訓読みも同様で、言葉も時代により変化しているので、忘れられた言葉を探索しなければならない。



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邪馬台国音韻考

音韻考

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